ニューロンネットワーク株式会社

りんくう出島医療プロジェクト(りんくうプロジェクト)

国際医療交流の拠点に

大阪府泉佐野市の「りんくうタウン・泉佐野市域」は、2011年に国の「地域活性化総合特区」に指定されました。
同地区は関西国際空港の目の前という立地特性を活かして、外国人診療機能の充実、医療通訳の育成や質の向上、海外医師との交流や医療機能の充実、医療・健康目的での観光訪日促進など、「国際医療交流の拠点」を目指して様々な取り組みが行われています。

ニューロンネットワークは、この「りんくうタウン」の立ち上げに関わるとともに、この地を高品質で満足度の高いがん医療の一大拠点とする「りんくう出島医療プロジェクト(りんくうプロジェクト)」の構想に携わりました。

がん難民を救う高品質の「新しいがん医療」

「りんくう出島医療プロジェクト」の中核となるIGTクリニックは、動脈塞栓術を主にした「血管内治療」を軸とする高度がん医療の拠点施設で、当社が経営に携わっています。
同クリニックは全国各地から多くの来院があり、動脈塞栓術の診療実績は国内最多。さらに中国・韓国・オーストラリア・台湾・インドなど諸外国から多数の患者を受け入れてきました。多言語対応可能なスタッフを配置し、外国人患者が安心して治療を受けられる体制を整えています。
※IGTクリニック 公式サイト:https://igtc.jp/

「りんくう出島医療プロジェクト」では、がん遺伝子治療やがん光免疫療法などを提供するクリニックを令和元年に開業するなど、国内外のがん患者を受け入れ個々に応じて治療を施す体制づくりを進めています。
さらには、がん治療に関わる研修医の受け入れや、医療システム等の海外輸出も視野に入れています。全世界のがん患者に新たな希望を与える一助となれば幸いです。

がん難民を救う高品質の「新しいがん医療」

「りんくう出島医療プロジェクト」から創出された医療資源は、2025年の大阪・関西万博開催など、訪日外国人が大阪や関西を観光で訪れる際の安全・安心の基盤整備につながります。これはインバウンド消費の増加をはじめ観光分野の様々な取り組み推進に資するものです。

例えば、高度がん医療拠点施設「メディカルりんくうポート」では健康をテーマとしたツアー等が展開されました。医療サービスと観光資源を融合させ、医療を目的とした国際的な訪問者に新たな選択肢を提案するという動きも期待できます。