かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師
創業当時から「かかりつけ」を推進
- 現在国内の薬局は、医療機関の近くに店舗を構えてその処方箋を多く受け付ける「門前薬局」が大部分を占めており、全体のおよそ7割が門前薬局だと言われています。
一方で昨今は、「患者が最適な薬物医療を受けられるような薬局のあり方を目指す」という観点から、受診した医療機関を問わず薬や服薬に関して身近に相談できる「かかりつけ薬局」や、患者様の服薬状況や健康状態を一元的・継続的に管理してくれる「かかりつけ薬剤師」を持つことが推進されています。
かかりつけ薬剤師の担う機能は主に次の通りです。
- 薬剤師が患者の服薬状況を一元的かつ継続的に管理する機能
- 24時間365日、対応や在宅訪問を行う機能
- 処方医や医療機関と連携する機能
ニューロン薬局では、2002年の創業時から、こうした「かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師」への取り組みを進め、地域の患者様に寄り添ったサービスを提供しております。
※関連ページ:ニューロン薬局「かかりつけ薬剤師」
国が示す「未来の薬局ビジョン」
かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師の必要性について、厚生労働省は2015年に「患者のための薬局ビジョン ~「門前」から「かかりつけ」、そして「地域」へ~」を策定しています。
このビジョン全体を貫く基本的な考え方は、以下の通りです。
-
① ~立地から機能へ~
いわゆる門前薬局など立地に依存し、便利さだけで患者に選択される存在から脱却し、薬剤師としての専門性や、24時間対応・在宅対応等の様々な患者・住民のニーズに対応できる機能を発揮することを通じて患者に選択してもらえるようにする。
-
② ~対物業務から対人業務へ~
患者に選択してもらえる薬剤師・薬局となるため、専門性やコミュニケーション能力の向上を通じ、薬剤の調製などの対物中心の業務から、患者・住民との関わりの度合いの高い対人業務へとシフトを図る。
-
③ ~バラバラから一つへ~
患者・住民がかかりつけ薬剤師・薬局を選択することにより、服薬情報が一つにまとまり、飲み合わせの確認や残薬管理など安心できる薬物療法を受けることができる。
薬剤師・薬局が調剤業務のみを行い、地域で孤立する存在ではなく、かかりつけ医を始めとした多職種・他機関と連携して地域包括ケアの一翼を担う存在となる。
※出典:厚生労働省ホームページ